毛髪の寿命は普通男性で4~5年、女性で5~7年と言われています。
寿命が来て脱毛して、また次の新しい髪が生えてくる、人は一生のうちこの「生えて抜ける」を 何回も繰り返している訳ですが、何らかの関係で抜けたまま生えてこない事があります。
なぜハゲるのか、よく分かっていないのですが、病的なものを除いて、老化現象であると考えられています。
主な脱毛症は次の3種類です。
【円形脱毛症】後頭部が円形にハゲて、ハゲとハゲでない部分の境界が明瞭、脱毛部の皮膚は平滑、 1ヶ所とは限らず、1つが治っても、また別の箇所に出来る事もあります。
性別、年齢に関係なく、自然に治る事が多く、自律神経障害・ストレスなどが原因と言われています。
【若年性脱毛症・壮年性脱毛症】いわゆる若ハゲと言われているものです。頭のてっぺんが丸くハゲる人、 ?額の両側がM字形に薄くなる人、総体的に後退する人など色々ですが、原因として
①ホルモン説・男性ホルモンと女性ホルモンのアンバランスにより
男性ホルモンが増えた為、
②頭皮緊張説・学者など頭をよく使う人は頭蓋骨の成長する割合に頭皮の成長が
ついていけない為に、頭皮が引っ張られて薄くなり、毛細血管が圧迫されて、毛乳頭が栄養不足になって 脱毛する、
③遺伝説・生まれつき毛乳頭が早く衰えるような遺伝的素質を持っている、などが言われています。
【老人性脱毛症】まさしく老化現象で、毛乳頭の組織が老化し、頭皮が硬化する為。
漢方では脱毛、白髪は髪の老化なのだから、生まれつきハゲやすい人も体質を改善して、普段の手入れを 心がければ、先へのばせたり、脱毛を食い止めたりする事は出来るといいます。
HAIR DESIGN Create(クリエイト)から最新情報を発信します
七五三やお正月、夏休み等で子供がパーマをかける事があります。
パーマはかかるのですが、持ちが悪いようです。
どこに原因があるのかというと、子供の毛髪は完全な成毛になっていないからなのです。
成毛になっていないという事は、毛髪に含まれるシスチンの含有量が少ないので、ウェーブは形成されますが、どのウェーブも持ちが悪いと言う事になるのです。
パーマがかかる理由は毛髪にシスチンというタンパク質があるからなので、これがないとかかりません。
このような髪は、成毛になっていない子供の他に、高い山とか海岸に生活している人、あるいは仕事がら屋外で仕事をしている人等、いわゆる直射日光を長時間受けている人にも見られます。
シスチン結合が紫外線の影響を受けて分解して、ランチオニンに変化して、シスチン含有量の減少をきたす為ですが、このような毛髪の人もウェーブは出ますが長持ちしないようです。
毛髪を作っている物質は、ケラチンタンパク質です。
ケラチンタンパク質というのは、約20種類のアミノ酸が結合して出来ており、特にシスチンというアミノ酸を多く含んでいるのが特徴です。
したがって、毛髪に栄養を与える為には、アミノ酸を含んだタンパク質(大豆・いわし・小魚・牛乳・肉・卵など)をバランスよくとる事がよい訳です。
また毛髪の為には、タンパク質だけでなくビタミンやミネラルも必要です。
ビタミンは皮膚を丈夫にして、フケや抜け毛を防ぐものですが、ことにビタミンDは抜け毛の後の毛髪再生に役立つと言われています。
したがって、ビタミンやミネラルを多く含んだ野菜類(パセリ・小松菜・イチゴ・ほうれん草など)もたっぷり取る必要があります。
また、リノール酸を含んだ植物性の油(落花生・ごま・サラダ油など)は毛髪にツヤを与える効果がありますので、適当に取ると良いでしょう。
昔から毛髪にはワカメやコンブなどの海草類が良いと言われています。
これは、海草に毛髪の栄養分となる鉄・ヨード・カルシウムが多く含まれており、頭皮の新陳代謝を高める効果がある為です。
特にヨードには若々しさをつくると言う甲状腺ホルモンの分泌を促し、毛髪の成長を助けてくれます。
健康的で正常な頭皮は、皮脂腺から分泌された皮脂と汗が混じり合って、弱酸性の皮脂膜におおわれて、乾燥を防ぎ、しっとりとした潤いがあります。
ところが、この健康な頭皮が損なわれる事があります。
1つ目は皮脂の分泌低下です。
女性は40才を過ぎると皮脂腺の働きが劣えて、皮脂の分泌量が少なくなります。
また、季節によっても皮脂腺の働きが弱くなります。
皮脂が不足すると頭皮は乾燥性になってしまいます。
2つ目はパーマやヘアカラーのアルカリ剤の影響です。
パーマやヘアカラーは一般的にアルカリ性になっていますから、
施術中に頭皮に付着していると、頭皮の角層は膨潤してきます。
通常これらの処理は短時間であり、施術後は洗い流しますから問題はありません。
もし、頭皮にアルカリ分が残ったとしても、皮膚にはアルカリ中和能力がありますから、自然にもとの状態に戻ります。
角層の膨潤も戻ります。
しかし、アルカリ中和能力の低い人や劣えた人は、アルカリの影響を受けて、頭皮の健康が損なわれます。
このように、損なわれた頭皮を正常な状態にもどし、あるいは健康な頭皮を傷めない為の予防として行うのがスキャルプトリートメントです。
日本人は他の人種と比べると、比較的直毛の人が多い様ですが、ときにはちぢれ毛の人もいます。
そのちぢれ具合が少ないのが、いわゆる「くせ毛」です。
くせ毛は毛が生えてきてからちぢれるのではなく、その毛の製造工場に原因があります。
毛の頭皮の中の部分を毛根と言いますが、直毛の場合は毛根まで真っすぐですが、ちぢれ毛の場合は丸まって(湾曲して)います。
その湾曲度合いがゆるいと「波状毛」、強いと「縮毛」になります。
ちぢれ毛は先天的なもので、後から変わる事はありません。
中には、子供の時は直毛だったのに、大きくなってからちぢれ毛になった、という人もいますが、これは子供の毛は細くてやわらかい為、ちぢれ毛と言う事が分からなかっただけで、成長するに従って毛も太く、強くなって本来の特徴が現れた訳です。
また、ちぢれ毛は遺伝体質と言われています。
たしかに黒人の場合はほとんどがちぢれ毛です。
しかし、日本人の場合はちぢれ毛同士の両親から直毛の子供が生まれる場合もあるし、直毛同士の両親からちぢれ毛の子供が生まれています。
毛髪はケラチンというタンパク質から出来ています。
ケラチンはシスチンやグルタミン酸など18種類のアミノ酸から出来ており、そのアミノ酸が長くつながってポリペプタイド(PPT)という分子を作り、さらにこのポリペプタイドがお互いに横にもつながってケラチンとなる訳です。
したがって、損傷毛の修復にはポリペプタイドを入れてやれば良い訳です。
タンパク質そのものは分子量が大きくて、毛髪への吸着効果は少なく、あまり有効ではありませんでした。
ところが、コラーゲンタンパクを加水分解して得られるポリペプタイドは分子量が小さい為、毛髪に吸着されやすい性質があります。
正常な毛髪には水分があります。
この水分を逃がさないようにしているのが、ケラチンを構成しているアミノ酸類です。
このアミノ酸が正常ならば毛髪は健康な状態です。
しかし、過度なパーマやヘアカラーなどによってアミノ酸の流出や損傷、紫外線によるタンパク変性などの影響を受けると、アミノ酸類が低下し、水分保持力が下がり、乾燥化して、キューティクルのひび割れなどの損傷をおこします。
そこで、損傷毛の修復や損傷予防の目的でポリペプタイド、つまりPPTを使う訳です。
PPTは毛髪の中に浸透して、残留し、間充物質として働きます。
その為、水分保持力の回復や損傷部の補強などに効果があり、ある程度は毛髪の弾力も回復します。
ペーハー(pH)というのは、「酸性」か「アルカリ性」かを示す数値です。
ペーハー値が高くなるほどアルカリ性が強く、低くなるほど酸性が強い事を意味しています。
毛髪は水になじみやすい性質を持っていて、普通の状態で10%~15%の水分を含んでいます。
シャンプー直後で30%、ドライヤーで乾燥しても10%前後の水分を含んでいます。
毛髪のペーハーというのは、この毛髪の中に含まれている水分のペーハー値をいいます。
毛髪の成分は90%がケラチンというタンパク質です。
通常ケラチンは水に溶けない物質なのですが、アルカリ性が強くなると軟らかくなり、極端に強くなると溶け出します。
また酸性になると、どんなタンパク質でも凝固といって硬く引き締まってきますが、やはり極端に酸性が強くなると、分解して溶け出します。
そこで
ケラチンが溶け出さないで一番健康な状態に毛髪を保っておくペーハー値は4.5~5.5ぐらいの微酸性の時なのです。
この4.5~5.5のペーハー値を毛髪の等電点と呼んでいます。
酸性シャンプーと言っても、そんなに強い酸性側ではなく毛髪の等電点付近のpH5~6位の微酸性に調整されたシャンプー剤を酸性シャンプーと呼んでいます。
美容室では施術と後処理には十分注意していますが、ヘアカラーやパーマの回数が多くなると、頭髪はわずかながらアルカリ性側に傾く傾向があります。
これを元のペーハー値に戻す為に酸性シャンプーが必要になってくる訳です。
特にヘアカラー毛には酸性シャンプーが適しています。
酸性シャンプー剤は毛髪の等電点付近のペーハーの為、毛髪の膨潤を小さく抑えられ、シャンプーによるヘアカラーの褪色を抑え、染めたヘアカラーの色味を長持ちさせる事が出来ます。
また、ほとんどのパーマ剤はアルカリ性です。
したがって、パーマをかけた毛髪はアルカリ性に傾きます。
施術中のリンスや2剤の処理である程度のアルカリは中和されますが、元の等電点のペーハー値に完全には戻りません。
わずかながら等電点よりもアルカリ側に傾く傾向にあります。
このアルカリ側に傾いている髪を元の正常な等電点に戻すには、中性タイプよりも酸性タイプのシャンプー剤の方が適している訳です。
人間の身体の中で一番汚れているのは、頭皮なのです。
頭にはおよそ10万本の毛が生えており、汗腺や皮脂腺も多い為、汗や皮脂の分泌が多く、フケや分泌物、あるいは外部からのホコリや微生物などがたまりやすく、汚れます。
汚れがたまると、細菌などの作用で不快な臭いが発生し、かゆくなります。
さらにひどくなると、毛穴がふさがれ、皮膚の下の毛乳頭の機能までも阻害され、脱毛の原因になったりします。
つまり、頭皮や頭髪を洗浄して清潔に保つ事がシャンプーの目的です。
したがって、毎日お風呂に入り、洗った方が良いのです。
ただし、洗い方によっては髪も頭皮も傷めます。
シャンプーで汚れを取るという事は、髪や頭皮が持っている、必要不可欠な脂分まで取りさってしまう事にもなるからです。
だから、洗った後はヘアクリームやトリートメントで毛髪に脂分を補給したり、頭皮の乾燥を防ぐ手当が必要があります。
シャンプーはフケを取るばかりでなく、頭皮の機能をよくし、発毛促進作用にもなりますから、髪のお手入れの基本はシャンプーであると言えるでしょう。
ポイントは良いシャンプー剤を選んで、正しいシャンプーをする事です。
頭髪に十分お湯を注ぎ、水溶性の汚れやゴミなどを洗い落とします。
頭髪は十分に水分を与えて湿らしておかないと、シャンプーの泡が立ちにくい事にもよります。
そして、初めに予洗いです。
シャンプー剤は使用量の半分ぐらいの目安で、軽いタッチで少し泡立つぐらいの状態で洗い、指先の腹で頭皮をマッサージするようにして洗います。
汚れをサッと落とすだけで十分です。
本洗いは十分に泡立てて洗います。
泡が十分立たないと、指の滑りが悪くなり、毛と毛をこすり合わせる事になり、結果髪を傷める事になります。
この時も頭皮全体を指先の腹でマッサージするように洗います。
このように、シャンプーは二度洗いが常識となっていますが、毎日シャンプーしている人や汚れが少ない時は、一度洗いでも構いません。
そして、最後のすすぎは頭髪だけでなく、頭皮も十分すすぐようにしましょう。
すすぎが悪いと、シャンプー剤が頭髪や頭皮に残り、髪の損傷やフケの原因にもなるからです。
すすいだ後はトリートメントを髪の中間~毛先中心にすり込んで、しばらくおいた後、ザッと流します。











